2013/03/15(金)TwitterAPIがApplication-only authenticationを公開。これを使うと検索API等の一部回数制限が大幅に緩和される。
2013/03/15 11:24
■Do applications dream of authenticated requests?(英語)
https://dev.twitter.com/blog/application-only-authentication
■Application-only authentication(英語)
https://dev.twitter.com/docs/auth/application-only-auth
名前の通り、アプリケーションだけがAPIを叩く場合に使える認証方法です。
どういうことかと言うと、クライアントのように多くのユーザに配布して各々がAPIを叩くわけではなく、アプリケーション自身のみが唯一APIを叩く場合に利用できる認証方法というわけです。
OAuth2.0を使っており、ユーザごとに認証するわけではないので仕組みが単純になっています。
で、この「Application-only authentication」を使うと、一部のAPIの呼び出し回数制限が緩和されます。
例えば検索APIの場合、通常の認証では15分に180回ですが、Application-only authenticationでは15分に450回叩けます。また、タイムライン取得APIも15分180回から15分300回へと緩和されます。
Application-only authenticationを使った場合の詳しい利用回数は下記にまとめられています。
■REST API v1.1 Limits per window by resource(英語)
https://dev.twitter.com/docs/rate-limiting/1.1/limits
API 1.1でいろいろと厳しくなったことが反発を呼びましたが、APIをもっと使いたいという開発者側の声に一部とはいえTwitter側で答えてくれたものと思います。この点は大変ありがたいです(クライアントアプリにはあいかわらず厳しい感じですが)。
特に検索APIを使っている場合はApplication-only authenticationに切り替えた方が断然いいです。15分450回は2秒に1回なので、かなり自由に使える感じではないでしょうか。
1.1への切り替え完了後の発表なので、作る側としてはもう少し早く出してくれれば何度も修正しなくて済んだのにというタイミングの悪さはありますが、仕組み自体が以前より単純化しているのでそれほど手間ではありません。
Perlでの具体的な実装方法を日本語でまとめてくれている方がいらっしゃったので貼っておきます。
■TwitterのApplication-only authenticationをperlで試す。
http://www.macminiosx.com/2013/03/twitterapplication-only_authen.html
ちなみにこの認証方法とは関係ないですが、リスト関連のlists/statusesの呼び出しが15分15回から180回に引き上げられたりと、わりとTwitter側で譲歩する動きはあるようです。今後も期待したいところです。
ではではご参考まで。