2009/10/03(土)ベルとふたりで
2009/10/03 18:06
ベルとふたりで/伊藤黒介
7歳の女の子と大きな飼い犬のお話。
というと心温まるほのぼの路線かと思われるかもしれませんが、中身はかなりハイテンション。舞台となるのはなにげない日常なんですが、表現形態がかなり鮮やか。というか自由。どこまでも自由。
いかにも漫画的な表現による、いきいきとした描写がすばらしい良作です。そしてギャグ自体は結構身も蓋もない(笑。
一つ一つのネタやキャラクターはあまり捻ってはいないので、落ち着いて見ちゃうと結構凡庸な印象もあるかもしれませんが、表現とリズム感が卓越してるのでぐいぐい惹き込まれます。
なぜかオヨネコぶーにゃん思い出した。ちょっと近いものがあるかも。
作者ご本人のブログはこちら。
ブログの方は結構硬派な内容だったので最初意外に感じたのですが、でもこの土台があるからこそ単なるハチャメチャではない、魅力的な「自由さ」につながっているんだろうなと妙に納得しました。
続刊も楽しみ。